結婚式でおしゃれな高砂を準備したいと頑張っている人へ。まずは高砂の意味を知ってみませんか?

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結婚式の高砂といえば言うまでもなく、「新郎新婦が座る場所」というのはご存知ですよね。これから結婚式を準備するみなさんにとって、結婚式には当たり前のようにある高砂のイメージってどんなものですか?

後ろには金屏風が置かれ、テーブルには白い布がかけられ生花で豪華に装飾されていてゲストよりも数段高い場所にあるもの・・・もしくは、おしゃれなソファーに好きなものを飾ってガーランドをつけて・・・
もしかしたら後者のような高砂を理想としてイメージするプレ花嫁さんも多くなってきているのではないでしょうか。

実際のところ、Instagramや卒花嫁さんのブログを見ても「自分たちもこんな高砂にしたい!」、「こんな高砂でゲストと写真を撮りたい!」、「形式ばった高砂はイヤ!」と思う方が増えてきているのも事実。

だからこそ、口には出さずとも誰よりもおしゃれで素敵で自分たちらしい高砂を準備したい!と思わずにはいられませんよね。

しかしながら本来あったような高砂をそこまで敬遠する必要はあるのでしょうか?まずは高砂の本当の意味を学んでみませんか?

今まさに結婚式の準備に煮詰まっている、そんな方に読んでもらえたら嬉しいです。

1、高砂のスタイルが変化してきた2つの理由

昔からこれまで当たり前のようにあった高砂、つまりは「形式ばった高砂」が最近多くのカップルから敬遠されはじめています。

「形式ばった高砂」と聞くと、冒頭で少し触れたとおりゲストより一段もしくは数段高い場所にあり、白いテーブルクロスの上に生花で豪華に装飾されたもの、というイメージが湧いてくるのではないでしょうか。
確かに個性がなく、昭和の雰囲気・・・といった印象です。

そのようなスタイルの高砂がいつの間にか・・・いや案の定時代遅れといった扱いになり、だれもが「おしゃれな高砂にしたい」と口にするようになったのには2つの理由がありました。

(1)高砂のスタイルが変化してきた理由・その1

何よりも大きく影響しているのが、結婚式に対する意識の変化だと言えます。
というのも、以前の結婚式は「家と家を結ぶ儀式」、つまりは新郎新婦の「お披露目の場」という認識でした。
それに対し、時代の流れとともに結婚式はこれまでお世話になった「家族・親戚・友人に感謝を伝える場」、つまり「おもてなしの場」へと変化してきたのです。

「お披露目の場」であった結婚式は、ホテルや会場が予算や人数に合わせてあらかじめ用意したプランを選択するというスタイルが主流でした。
派手婚などと言われた時代ですね。
どんな結婚式をしたかというよりも、どこのホテル・結婚式場で式を挙げたかがその人、その家族のステータスを表すものという印象です。
だれもがボリューミーなドレスを着たり、お色直しが5回あったり、ウェディングケーキがトーテンポールのように高かったり・・・今ある結婚式の感覚をもっていうと、ゲストに楽しんでもらうというには程遠く感じますよね。

そして結婚式が「おもてなしの場」に変化した現在。
時代とともに画一的な結婚式からカップル側にある結婚式と言えばコレ!といった概念がだんだんと、崩れ・崩していくという流れになります。
そして、ドレス・料理・装花・会場装飾、ひいてはカメラマンまでも1から自分たちらしく揃えていく「オリジナル婚」が定着してきたのです。

この「オリジナル婚」に至るまで、派手婚時代にバブルが崩壊し、シンプルで堅実な結婚式を目指す「地味婚」、レストランやハウスウェディングなどといったプライベート感を大切にするようになった「ナチュラル婚」といったいくつもの変化を遂げてきました。

新生活や新婚旅行などに使いたい、そもそも結婚式は恥ずかしいといった理由から結婚式をしないという「ナシ婚」層も増えてきたという事実もあります。
結婚式に対してもそうですが人生を合理的に生きようとする現代人の感覚の現れでもあるように思います。

しかしその「ナシ婚」もここ数年でまた減少傾向にあります。
結婚式をするということでお世話になった家族、仲間などと「集まる」ことを大切にし、また来てくれた方々に最大限のおもてなしで感謝を伝える場となること、さらにはその場を踏むことが自分たちのけじめと捉えるカップルが増えてきたのです。

加えて、やはり結婚式をしないことがのちのちの後悔につながっているということもわかっています。

そんなことからオリジナル婚が定着した現在ですが、形式ばった高砂では自分本位でゲストと一緒に楽しめないという意識から、時代に合わないものは排除されていくという流れできたことは、ある意味自然な形なのかもしれません。

(2)高砂のスタイルが変化してきた理由・その2

2つ目の理由はSNSの発達。ここを見て見ぬふりはできませんね。
インターネットが普及し、さまざまなSNSが生まれ、SNSで情報発信をし、情報収集をする時代となりました。
もうほとんどの20代、30代がインターネットはもちろんのこと、SNSナシでは生きていけない!という感覚になっているのではないでしょうか。

少しばかり前だと、結婚準備といえばあの分厚い某情報誌を買ってみるところから・・・なんて時代もありました。
でもそれもほんの10年ほど前のお話です。

mixi、Twitter、facabook、Instagram・・・SNSにも流行はあれど、近年は写真を気軽に掲載し、写真をきっかけに交流するInstagramがプレ花嫁にとって主な情報収集の場になっているのはご存知かと思います。

プレ花嫁、卒花、卒花嫁といったウェディングでの新しい言葉も生まれ、それを使うことが当たり前となり、そのコミュニティ内でも交流をする。
そしてお金の面でも内容の面でも、素敵な結婚式を作り上げるための情報がどんどん広がり、自由度も高まり、結婚式がどんどん洗練されていっているなぁと感じるのです。

分厚い某情報誌が主流だった時代に結婚式を挙げた身としては、あの時代にInstagramのようなSNSがあったらな、と思うことも沢山あるんですよ。

そんなSNS時代だからこその感覚として、結婚式は型にはまらず自分たちらしく、そしてゲストと同じ目線で日頃のおもてなしを。
と変化をしていったけれど、その根底にはSNSでおしゃれに見せたい!といった心理が働いていると思うのです。

SNSを介して、情報や知識を得て、様々な人と交流をしながら結婚式を作る。そこで終わりなのではなく、 SNSに載せるまでがゴール、と意識はしなくともそのような流れが出来上がっていると感じるのです。
口には出さなくとも、本音としてそういった気持ちを持っている方は多いのではないかと思います。

そうなると、やはり「おもてなし」の気持ちと合わせて「おしゃれ」であることも持ち合わせていたいと思うのは当たり前の感情。
「結婚式 高砂 おしゃれ」と準備にとりかかる際におもわず検索していませんか?

2、高砂の本来の意味とは

ゲストと同じ目線、かつおしゃれな高砂にしたい!というカップルが多いかと思いますが、高砂の本来の意味を考えてみたことはありますか?

そもそも高砂というのは兵庫県高砂市にある、高砂の浦のこと。
これとどう結婚式の高砂が関係するのかというと・・・

老松の精が相生『相(あい)ともに生まれ、生きて老いるまで』の老夫婦になって現れたという故事にならった能楽曲で、国と民の繁栄を主題とし、その一部は婚礼などの祝儀で謡われます。

(引用:コトバンク

高砂やぁーこの浦舟に帆をあげてぇー・・・

結婚式の祝言として謡われるのでなんとなく聞いたことがある、という方もいるのではないでしょうか。
これは能の作品「高砂」の待謡(まちうたい)と呼ばれるもの。
縁起がよく美しい詞と清々しい所作と舞いが特徴で能の代表的な祝言曲として、広く人々に親しまれており、結婚式を始めお祝い事の席で謡われることが多い作品です。

この能の元となったものが「相生(あいおい)の松」という伝説。
和歌集「古今集」仮名序 にある 「高砂、住の江の松も、相生の様に覚え」 という一節が題材となっているのですが、「高砂」では松が作品の中で重要な役割を果たしています。

「相生の松」とは、黒松(雄株)と赤松(雌株)が1つの根から生え出た松、もしくは赤松と黒松が寄り添って生え、一つの根から生え出ているように見える松のことを言います。
松は昔から神木とされ、雌雄があり夫婦を連想さることから、縁結びや夫婦和合、長寿の象徴として尊ばれているのはご存知でしょうか。

「高砂、住の江の松も、相生の様に覚え」 とは、

「播州高砂の松と、摂津の国 住吉の松が、離れた土地に生える松同士なのに、一本の木に生えるものと同じように「相生の松」と称される訳を、松の精である老夫婦が語る」

引用元:白木屋結納店HPより

といった内容です。

高砂やぁーこの浦舟に帆をあげてぇー・・・

の歌詞を辿っていくと・・・九州の神主がのった舟が高砂を出発し住吉に到着、そこで高砂の松と住吉の松は夫婦であることがわかった。
松の周りを掃除している老夫婦が教えてくれたんだけど、その老夫婦こそが松の精だったということ。と、なっているのです。

松が「播州高砂、摂津の国住吉と、国を隔てて住みながらも、夫婦として暮らす老人老女」という人物設定で、夫婦の愛が遠く離れていても通い合うことを示すと考え、結婚の祝言として大切に歌われてきたんですね。

ちなみに、「播州高砂の松」 は、高砂神社(兵庫県高砂市)のことで、ここには実際に「相生の松」があるんですよ。

そんなことから結婚式の高砂は人生でどんな困難があっても二人は元に戻ってくる、夫婦がともに一生添い遂げられるように、という意味が込められているのです。
つまりは、高砂の相生の松のように、枝が伸びて風雪によって折れ曲がったとしても根の部分はともにあるということを表しているのです。
なんだか素敵ですね。

3、自分たちらしさを表現するために必要なもの

結婚式の自由度と洗練度は高まれど、本心は皆おしゃれに魅せたくて、素敵だねって言われたくて、混乱している人も増えたように感じます。
それもそのはず、インターネットから、SNSから、とにかく多くの情報が溢れ出ているのですから。
選択肢も多く結婚式のスタイルに迷ってしまう気持ちも十二分に分かります。

そんな中、今回は高砂をピックアップして現在のプレ花嫁の高砂に対する感覚や認識と、本来の意味合いの差というものを少しばかり知ってもらいたいと思ったのです。

なぜならば、結婚式の準備をするために集める情報がSNSに落ちている多くのおしゃれな画像だけではなく、原点に立ち返ってみるということも新たな考えが生まれる方法の一つであると伝えたかったから。

今、作ろうとしている高砂が、おしゃれな誰かの真似ごとでなんとなくピンときていないなんて方もいるかもしれません。

自分たちらしさを表現するために足し算ばかりではなく引き算であったり、一度計算前に戻ってみたりといろんな角度から情報を取り入れて本質を見極めることが大切なのです。

まとめ

時代とともに人々の価値観や思考が変化し、この数年で結婚式も大きく様変わりしてきました。
以前は当たり前のように行われていた慣例が、現在では行われなくなったり不要なものと感じたり。その代表と言えるのが「高砂」ではないでしょうか。

しかし高砂の本来ある意味を知ると、どんな風に飾れば誰からもおしゃれに見えるだろうかというよりも、どんな高砂の形が自分たちらしいのかという視点からもみることができるのではないでしょうか。

それは高砂に限らずです。結婚式の準備を進めていくうちに必ず迷いは出てきます。
そんな時こそ頭の中に情報を詰め込んで詰め込んで詰め込みまくっても逆効果となってしまう場合が多いでしょう。
とくに来てもらうゲスト全員に喜んでもらうために、見た目も中身も最高の結婚式を準備したいと考えているプレ花嫁さんは、詰め込むことに頑張りすぎてしまう印象です。

準備に煮詰まってしまったら、原点に帰ってみること。面倒かもしれませんがちょっとだけ時間を使ってやってみませんか?

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