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結婚式のムービー2大巨塔「記録」と「エンドロール」違いと魅力を徹底解剖!

結婚式で流すムービーといえば、記録映像とエンドロール。
「でもいったい何が違うの?」「ぶっちゃけ両方必要なの?」と思ってらっしゃる方もおられることでしょう。

そこで今回は二つの商品の違いや注文から手元に届くまでの一連の流れ、理想の映像を作ってもらうためのちょっとしたコツまで徹底的に解説いたします。
結婚式で後悔したことランキングでもムービー関連は上位に挙がっています。

その原因は結婚式の映像について、わかりやすい説明がなされておらず、新郎新婦がよく理解できていないままに商品を選んでしまうことが理由の一つです。

結婚式が終わって「映像もっとこうすればよかった……」などと後悔しないためにも、映像を注文する前にぜひこの記事の一読をおススメいたします!

1.撮って出しエンドロールと記録撮影の違いとは

結婚式の映像演出でややこしいのは、エンドロールと記録撮影の違いです。
いざ、エンドロールを頼もうとすると、「あれ?このふたつ何が違うんだっけ?」と疑問を抱きやすいのもこの違いです。

結婚式と披露宴の映像を流すという点は同じなのに、何が違うのでしょうか。
その違いは主に4つあります。長さ、収録範囲、現場音の有無です。

(1)違いその1:商品の長さ

エンドロールと記録映像の決定的な違いは、その長さにあります。
エンドロールは5分ほどの仕上がりになります。対して記録映像は90分〜135分。
この長さに違いが生じるのは、ムービーを流す場所と意味付けの差によるものです。

記録映像は“結婚式と披露宴の様子をリアルな音と映像で残す”ことを主な意味付けに据えられています。
撮影の長さは業者により多少の違いはありますが、フォト撮影から挙式、披露宴の送迎まですべて撮影します。
編集も極力抑えられ、実際の結婚式の様子をできるだけありのままに残すことを優先します。
それ故、商品の時間も長くなるのです。

これに対してエンドロールは、披露宴の最後に列席者に向けて流すものです。
映像はBGMに合わせ、ハイライトシーンのベストショットを厳選し編集して作られます。
ですので、商品の長さはイコール音楽の長さとなります。
最近の結婚式のエンドロールはクオリティがぐんと上がっており、まるで映画のエンドロールのような仕上がりになっています。

(2)違いその2:収録範囲

次に違うのは収録範囲です。
上記(1)商品の長さでもお伝えしましたが、エンドロールより記録映像のほうが長くなります。
それは、納品時期に差があるからです。

記録映像は後日納品です。
ですので、披露宴の最後、送賓の部分まで撮ることができます。
しかしエンドロールは即日納品。
披露宴中に流すものなので、エンドロール上映の数十分前には納品しなければなりません。
必然的に収録範囲は狭まります。
一般的なエンドロールの収録範囲は、①披露宴の入場まで②お色直し再入場までの2種類となっています。

“すべてのイベントをエンドロールのように曲に合わせて編集してほしい!“という方は、後日納品プランでそのようなプランが用意されている場合もあります。インターネットで検索すると、お気に入りのテイストのものが出てくるかもしれませんよ♪

(3)違いその3:音

記録映像とエンドロールの違いでもうひとつ大きな違いがあります。
それは“音”です。記録編集は実際の現場の音をそのまま収録しています。
しかしエンドロールは現場の音は基本的に入りません。
BGMに映像だけが流れているミュージックビデオのような仕上がりになります。

2.記録撮影フロー~打ち合わせから納品まで~

さて記録映像とエンドロールの違いが分かってきたところで、各商品がどのようにして出来上がっていくのかその過程を見ていきましょう。
記録映像が手元に届くまで、一体どのような経路を経るのでしょうか。

フローは以下の6つにわかれます。
・注文
・打ち合わせ
・撮影
・編集
・検品
・納品

2-1.注文

まず、記録映像を残したいなと思ったら結婚式の映像制作会社に注文します。
式場のものを注文することもできますし、結婚式の映像制作をしている会社に注文し持ち込むこともできます。
ただし式場によっては持ち込み料がかかってしまったり、持ち込み自体NGになったりしてしまうこともあるので外部業者に頼む場合は、式場に確認を取りましょう。

「式場が持ち込みに厳しいけれどどうしても持ち込みのものがいい!」という場合は持ち込み業者を味方につけましょう。
幾度となく持ち込みの交渉をしているはずですので、その点に関してはプロです!持ち込み業者に相談しながら式場の人と交渉してみましょう!

2-2.打ち合わせ

注文したら担当者と打ち合わせを行います。
「ウェルカムボードにこだわっているので受付の様子で記録に残してほしい」「メイクシーンをとってほしい」などの希望があれば伝えておきましょう。
親族紹介と受付のシーンが同じ時刻で、カメラマンがどちらかしか撮影できないということもあります。
その場合はどちらを優先してとってほしいかを伝えておくことが大切です。

2-3.撮影

結婚式当日、カメラマンが撮影に向かいます。
新郎新婦が式場に入る時間より前に式場に到着し、機材のチェックを念入りに行います。
当日のスケジュールに変更がないか最終チェックを行い撮影に向かいます。

新郎新婦の準備ができたら撮影開始です。
新郎新婦がお部屋で過ごす和やかな時間、新婦のメイクシーン、ロケーション撮影の様子を撮影します。
挙式中はじっくりと長回しで撮影を行います。挙式中の二人の表情はもちろん、二人を見守る両親やゲストの様子も映るようにします。

挙式が終わるとフラワーシャワー、全員の集合写真、ブーケトスなどのアフターセレモニーがあります。
アフターセレモニー部分について、イベント以外は間延びしてしまわないよう短めに切り取ります。

アフターセレモニーのあとは、披露宴前のイベントです。
受付の様子や披露宴会場でゲストが歓談している様子、席札やテーブルの上のメッセージを見て嬉しそうな様子をカメラマンは見逃さず撮影します。

披露宴が始まると、イベントは盛りだくさん。
イベントを取り逃すということなどないように披露宴進行表を頭に入れて望みます。
新郎新婦入場などで新郎新婦の位置が変わったり、主賓挨拶や乾杯、ケーキ入刀などで様々な人が様々な位置に移動します。
カメラマンはイベントごとに一番いいポジションで撮れるよう常に最適な位置でカメラの位置を定めます。

新郎新婦の中座中は、ゲストの新郎新婦へ向けたコメントを撮ってくれる場合があります。
もしこのゲストコメントを撮影してほしいという場合は、それも打ち合わせ時にお願いしてみるといいかもしれませんね。

披露宴が終わったら、送賓の映像を撮影します。アフターセレモニーと同様、ここぞという表情を切り抜きます。
送賓が終わると撮影終了です。
二次会撮影をお願いしたい場合は事前に担当者に確認を取りましょう。

2-4.編集

撮影が終わったあとは編集が行われます。
カメラマンと編集者は同じ人が担当する場合と分けられている場合があります。
撮影者と編集者が別の場合は新郎新婦の希望などは報告書等を通してきちんと情報が伝達されます。

編集者は映像をミスなくつなぐことはもちろん、記録映像を見た人の気持ちを汲み取りながら編集を行います。
女性ゲストのドレスの裾が風でめくれてしまっている場合は適宜カットします。

また、食事中の人の口元が汚れている場合はアップの映像を使わないようにします。
現場の音声が残るのが記録の特徴の一つですが、それ故酔っ払ったゲストが言った結婚式の場には不適切だと思われる発言も記録に残ってしまいます。

編集者は「新郎新婦はよくてもこの映像をみるかもしれないご両親はどう思うだろうか……」と考え、気になる部分は使わないようにします。
編集者だけで判断ができかねる場合は新郎新婦と相談をし、編集を行います。
実際に起ったことをできるだけ”忠実に”“美しく”“見る人の気持ちになって”編集者は記録映像を編集していくのです。

2-5.検品

編集が終わったら、第三者の視点で検品を行います。
編集したデータをDVDに焼き、TVで再生してちゃんと再生できるかどうか、見ていて違和感があるところはないか、挙式披露宴のイベントに抜けはないかなどをプロの目線で厳しくチェックを行います。

しかし同時にお客様の目線に立って映像を見ることも忘れません。
「プロフィールムービーを流している時のゲストの表情が暗くて見にくいな……」
「主賓の挨拶、マイクが遠いから編集でボリューム挙げられないかな」
など、“自分が新郎新婦だったら”という気持ちを大切に映像のチェックを行います。

記録映像は1時間30分〜2時間と長時間の商品ですが、全編通して確認し、修正箇所があれば編集者に伝達。
これを修正がなくなるまで繰り返します。
こうして厳しいチェックをくぐり抜けたものが新郎新婦の手元に渡るのです。

2-6.納品

挙式が終わってからだいたい1ヶ月〜2ヶ月ほどで納品となります。
気候がいい初夏の頃や秋口に式を挙げる人は多いので、記録映像の注文も殺到してします。
結婚式関連会社の繁忙期と呼ばれるこの時期に式を挙げた人の記録映像は、式を挙げてから手元に商品が届くまでに2ヶ月位かかってしまうこともあります。

商品が手元に届いたあとに映像や音声の乱れに気づいた場合は、映像制作の担当者に問い合わせてみましょう。
業者が定めたデータの保存期間により、修正可能な期間が決まっているので、修正依頼を出す場合はお早めに!

3.エンドロールフロー:~打ち合わせから納品まで ~

次はエンドロールの経路を見ておきましょう。記録とは納品までのフローがまったく異なります。

フローは以下の7つにわかれます。
・注文
・打ち合わせ
・データ送付、下地作成
・撮影
・編集(即編(そくへん))
・検品
・納品

3-1.注文

エンドロールを注文したいと思ったら、エンドロールを制作している結婚式の映像制作会社に注文します。
記録映像と同様、式場でも持ち込み業者でも注文することができます。
持ち込みの厳しさについては記録よりもエンドロールの方が規制が厳しいところも……。
その理由はエンドロールには”その場で編集しその場で上映する”という特徴があるからです。

持ち込みの厳しい式場で式を挙げる人が結婚式の映像作品(エンドロール、記録映像)を持ち込もうとしたとき、”あくまで友人が撮ったていで”持ち込むことができることもあります。
特に記録撮影は式当日は撮影のみで後日編集、後日納品のため、カメラマンが新郎新婦の友人として入ることも難しくはありません。
ただ、エンドロールに関してはその場で編集、そしてその場で納品するため、”友人”として参加しているとは言いづらくなってしまいます。
「持ち込みに厳しい会場だけどどうしてもエンドロールは持ち込みがいい!」という方は、カメラマンや編集者を”エンドロールを作っているプロの友人”として紹介するか、プランナーさんに何とか交渉してみるのもいいでしょう。
困った場合は持ち込み業者と相談するのもいいでしょう。きっと親身になって具体的なアドバイスをしてくれますよ!

3-2.打ち合わせ

注文したら担当者と打ち合わせを行います。
ここで大切なことは、どんなテイストの映像が好きかを担当者に伝えることです。
感動するエンドロールにしたいのか、スタイリッシュなエンドロールにしたいのか、あったかい雰囲気のエンドロールにしたいのか、ざっくりとしたイメージでもいいので想像してみましょう。
映像のサンプルやYouTubeに上がっている動画を参考にするとイメージが膨らみますし、担当者との意思疎通もスムーズになりますよ。

そしてお気に入りのエンドロールを叶えるために必要なのは、担当者やカメラマン、編集者とたくさん話して”自分たちがどんな人なのか”を伝えるということ。
自分たちの人となりがにじみ出るようなエンドロールは感動を呼びますし、何より二人らしい素敵なエンドロールになります。

言葉では言い表せないことも、その人と接する中で感じ取れることもあります。
できることなら直接担当のカメラマンや編集者と会ってお話してみましょう。
仲良くなるくらい意思疎通が図れたなら理想的!腕のいいカメラマンや編集者ならばそれだけで二人の雰囲気を感じ取り、それをエンドロールに自然に組み込んでくれるでしょう。

例えばベールダウンのシーン。
花嫁の最後の身支度とも言われるこの儀式は感動的なシーンとなります。
例えば花嫁のお母さんにベールダウンしてもらう場合、お母さんが感極まって泣いてしまうことがあります。

はたまた、花嫁さんが泣いてしまうことも。二人とも泣いてしまうことだってあります。
そんなとき、カメラマンは瞬時に一番いい角度で一番いい表情を捉えます。

しかし撮影する時間は限られています。ふとした表情の変化などは一瞬です。
そのときに一番いい表情を捉えるには、その人となりを知っている必要があります。
多くの新郎新婦と接してきたカメラマンは、新郎新婦と接していく中でその人となりを敏感に感じ取っています。
そして実際に挙式や披露宴の雰囲気を感じ取る中で、”そのときに””一番いい瞬間”を切り取るのです。

3-3.データ(音楽、列席者の名前、披露宴進行表)送付

打ち合わせが終わったら、エンドロールを作るにあたって必要なデータをそろえます。
必要なデータはエンドロールに使用したい音楽と、列席者の名簿、そして挙式・披露宴の進行表です。

まずエンドロールに使いたい曲を選びます。
いくつかのサンプル曲の内から選ぶパターンと自由い選ぶパターンの二通りあります。

これは音楽の著作権問題が絡んでくるためです。
エンドロールの扱いで注意したいのは演奏権と複製権(著作隣接権)です。

演奏権とは、音楽を演奏する際に発生する権利のこと。ここでいう「演奏」には、CDから音楽を再生することも含まれます。
演奏権は家で聞くなど私的利用の範囲内では著作権侵害には当たりません。
しかし結婚式での演奏は多くの人に向けられているため、私的利用の範囲を超えてしまっているとみなされるのです。

次に複製権(著作隣接権)ですが、これは音楽を複製する権利のことです。
エンドロールは楽曲をムービーに取り込み別の商品として音楽を扱うため、この複製権に注意することが大切です。

では実際問題エンドロールに好きな楽曲は使えないのでしょうか。
結論から言います、式場によってまちまちです。
それは式場の判断によって法律の解釈が違うからです。

この記事を読んでいる方の中にも、今まさに結婚式を控えているという方がいらっしゃるのではないでしょうか。
結婚式の映像を注文したいという方は、ISUM(アイサム)という単語を一度は聞いたことがあるかと思います。

ISUMはJASRACやJRCなどの著作権管理団体と日本レコード協会への利用申請の代行と著作権利用料の代行をしてくれる団体です。
エンドロールを持ち込みする際には、ISUMに申請が必要かどうかプランナーさんに聞いてみましょう。

もし申請が必要な場合は、最低でも1曲2,000円の申請料が必要になってきます。申請が必要かどうかで見積もりも変わってきますので、必ず式場のほうに確認を取りましょう。

そして音楽の準備と同時に進めていただきたいのは、エンドロールの列席者の名簿です。
名前の順番はいくつかパターンがありますが、基本的には席次表と同様に高砂に近い人から遠い人へ並べるのが一般的です。
具体的には、以下のような順番になります。

①主賓
②職場関係・友人
③親族
④家族
⑤両親
⑥新郎新婦

より具体的に言うと、初めに新郎の関係者をまとめ、次に新婦の関係者をまとめ、最後に二人の両親と自分たちの名前を挙げるという順番でもいいですし、新郎主賓ときたら新婦主賓というように二人の関係者を交互に並べても構いません。

次に名前の表記についてですが、旧漢字など名前の誤字に気を付けましょう。
せっかくエンドロールに名前を載せてもらっても、自分の名前が間違っていたら、ゲストはとても悲しい気持ちになります。
一度名簿を書き上げたら何度も見直し、間違いがないかよくよく確認することをおススメします。
また、両親はゲストではなくホスト(お招きする側)とみなしますので”様””さん”などの敬称は取り除きます。
ゲストの中に小さいお子様がいらっしゃるときは”ちゃん”や”くん”をつけるといいでしょう。

そしてもう一つ用意するものがあります。
それは挙式・披露宴の進行表です。
進行表には、何時から挙式が始まるかなどのタイムスケジュールや、新郎新婦と一緒に中座する人は新郎新婦とどのような関係性なのか等のことが事細かに書かれています。
編集者やカメラマンは進行表を見て実際の結婚式がどのような雰囲気で行われるかイメージし、当日撮影や編集に臨むのです。
タイムスケジュールはどのくらいの時間に編集を済ませなければならないかの重要な目安になります。

そして関係性のチェックは、結婚式の雰囲気を想像し、エンドロールの仕上がりをイメージするために重要なポイントになります。

カメラマンや編集者が事前に挙式や披露宴の雰囲気をつかむことはとても重要です。
なぜなら、エンドロールはその時々の一瞬のいい表情を厳選して切り取るからです。例えば盛り上がる中座のシーンでは、新郎新婦とエスコート役のゲストの関係性次第で感動的な中座になるか、楽しい中座になるかが分かれます。

エスコート役が両親や祖父母の場合、感動的な雰囲気になります。
泣いてしまう人がいるかもしれません。
カメラマンはそのことを頭の片隅に置いているので、一筋の涙も取り逃しません。
これに対してエスコート役が友人の場合は楽しい雰囲気になります。
特に新郎中座では騎馬戦を組んだり肩を組んだりしながら席を離れることもあります。
楽しげな新郎とエスコート役のゲストにつられてゲストにもたくさん笑顔が見られることでしょう。
新郎新婦を取り巻くたくさんの笑顔と温かいなまなざしをカメラマンはなるべく多く撮影します。
編集者も、感動的な中座であればゆっくりと余韻が残るように編集しますし、楽しい中座ではテンポのいい編集をするように心がけています。

3-4.撮影

結婚式当日、カメラマンが撮影に向かいます。
記録のカメラマンと同じく機材のチェックと当日のスケジュールの最終チェックを行い撮影に向かいます。

記録映像と異なるところは、イメージの作りこみです。
記録映像は”できるだけリアルに映像に残す”ということを大切にしています。

これに対してエンドロールは”その時の感情を一番効果的に魅せる”ということを大切にしています。
ぐっと胸にせまるような表情やしぐさを見逃しません。テイストもおしゃれで、映画のような質感になっています。
式や披露宴中の撮影だけではなく、ガーデンや街中でロケ撮影を行うこともあります。
額をくっつけあう二人のシルエットや自然光が射す窓辺で佇む花嫁姿など新郎新婦が一番きれいに見える姿を撮影します。
ムービーの始まりや終わりにはこうしたハイセンスな映像を差し込み、一つの作品として見られるような仕上がりになります。

3-5.編集

今ではエンドロールは結婚式の定番の映像演出となりました。
友人や親戚の結婚式に参列して実際にエンドロールを目にした方もいらっしゃるのではないでしょうか。
当日の映像、ましてや披露宴どうしてついさっきまでやっていた挙式や披露宴の映像を披露宴の最後に流せるのか、ムービーはどこで作っているのかと不思議に思った方はいらっしゃいませんか?

実は披露宴会場内、または会場近くに編集者が待機しています。
エンドロールの編集者はカメラマンが撮った映像を取り込み、その場ですぐ編集するため「即編(そくへん)マン」とも言われています。

限られた時間の中、編集者はカメラマンから映像を受け取りさらにその映像を効果的に魅せるべく編集を行います。
例えていうなれば、カメラマンと編集者は農家とシェフの関係。
カメラマンがいい食材を持ってきて、編集者が食材の皮や根っこを取り除き、おいしく美しく料理していきます。
どちらも欠けては人を感動させられるようなおいしい料理はできません。

編集者は最終的に料理の出来を左右する上で大切な役割を果たします。食材をどう料理するかは編集者の腕次第です。
しかも時間は限られています。
エンドロールの上映時間までにいかにいいエンドロールを作るかは編集者の腕にかかっています。
先ほどカメラマンは会場の雰囲気を感じながら撮影を行うとお伝えしました。
これは編集者も同じです。

ただし、編集者は場所の都合で披露宴会場で編集できない場合があります。
そんなときはカメラマンとの連携を密にとっています。

別室にいる編集者にはわからないこと――例えば花嫁さんが泣いた理由など――をカメラマンは編集者に伝えます。
編集者はその情報をもとに、ただ映像を切り貼りするのではなく、「その表情にどんな思いが込められているのか?」ということを常に考え”意味のある”映像へ作り上げていきます。

3-6.検品

エンドロールは”今撮った映像をその場で編集、披露宴の最後に流す”という商品の特性上、後日納品の記録映像と比べ検品に時間がありません。
しかし、再生不良や放送事故があってはいけません。短い時間の中でも映像のチェックは何段階かに分けて欠かさず行います。

1段階目の検品は披露宴会場での再生チェック。まだ挙式も始まっていない頃に編集者は披露宴会場に向かいます。
そして実際に当日エンドロールを流す手順でサンプルDVDを作ります。
そして会場の設備で適切に映像が上映されるかどうかを確認します。ここで機材のトラブルや再生機器との相性を見極めます。

2段階目の検品は編集後編集ソフト上でのチェック。
編集が終わったら、一通りミスがないかチェックします。ここで編集上でのミスを防ぎます。

次に3段階目の検品はDVDを焼いてからのチェック。
DVDが焼き終わったら、音響担当者が披露宴会場の再生機器でちゃんと再生できるかどうか確認します。
ここではDVDの再生不良がないか確認します。
万が一ディスクにキズなどがついていて正しく再生されなかった場合は、すぐにディスクを焼き直します。

このように、即日納品のエンドロールであっても検品は欠かしません。無事披露宴でムービーが再生されるよう編集者と式場音響担当者が中心となって確認を進めていきます。

3-7.納品

無事エンドロールを上映し終わったら、新郎新婦に納品します。
二次会用にロール(名前)の入っていないエンドロールを希望する場合は事前に担当者にお願いしておきましょう。
業者によっては、二次会用のロールなしDVDを追加料金なしでサービスしてくれるところもあるようです。
よく調べてお得な料金体系の所を選べるといいですね♪

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4.さいごに:記録映像とエンドロールは両方頼むべき?

「式場や業者に記録映像とエンドロールを両方勧められたけど、両方必要なの?」
と思っていらっしゃる方もいるのではないでしょうか。
これまでご説明させていただいた内容で両者の違いが明確になったところで、ぜひともご自分でもう一度考えてみてください。

“結婚式や披露宴の様子を映像に残しておく”という意味では両者は同じですが、その目的は大きく異なります。

記録映像は実際の現場の音が収録され、式後友人のスピーチや余興をもう一度聞くことができます。
これに対しエンドロールは、作品のような質感で、披露宴の最後にゲストに感謝の気持ちや結婚式を作った一体感を共有することができます。
自分たちの結婚式を記録に残しながら、ゲストにも楽しんでもらえたら……とう思う方には記録映像とエンドロール両方のセットを考えてみるのもいいのではないでしょうか。

参照
真似したい!結婚式で感動する撮って出しエンドロールのまとめ

 

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